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![]() <柿沢安耶さん経歴>
<出版情報>柿沢シェフレシピ本「野菜のスイーツ」
<メディア情報>
野菜スイーツを作ろうと思ったきっかけは? 私は調理や製菓の専門学校出身ではなく、普通の大学へ通ってフランス文学を専攻していたんですね。一方で料理も大好きだったので、大学在学中にフランス料理研究家のもとで学ぶようになり、フランスへ留学もしました。でも昔から肉を食べるのが苦手で、料理よりお菓子作りに興味が出てきたんです。それで大学卒業後はパティスリーやカフェで働きました。
ただ私が東京出身ということもあって、都内にお店を持ちたいという夢がありました。でも東京にはオーガニック素材を使ったレストランやカフェが昔に比べ増えていて差別化が難しかった。それならカフェで好評だった野菜スイーツの専門店にしようと思ったんです。 野菜とスイーツは、本当に合うのでしょうか? 野菜は果物以上にスイーツと合う食材だと思います。基本的に果物は生で食べるのが一番おいしくて、火を入れるにしても煮込んだりジャムにしたりという程度です。一方、野菜は生でもおいしいし、加熱方法も蒸す、茹でる、ソテー、オーブン焼きなど様々。切り方ひとつで味の表現が変わりますし、まさにあらゆる可能性があるんです。手を加えておいしいものを作るというケーキの世界には、すごく向いていますね。 野菜スイーツの組み立て方には2パターンあります。1つはトマト、カボチャ、紫芋、人参など、そのまま野菜が主役になるお菓子。もう1つは大根、長ネギ、白菜、牛蒡など、他の素材の力を借りてスイーツにするもの。例えば白菜ならライチを合わせたり、長ネギはチーズケーキに。小松菜はスポンジ生地に練り込んで使います。「ゴボーショコラ」はお店でも大好評なんですが、本当に牛蒡とチョコレートはよく合うんですよ。5ミリ角くらいに刻んだ牛蒡をバターでソテーして使うのですが、ナッツ入りのブラウニーをイメージしていただくといいかもしれませんね。 お店のオープンから1年。野菜スイーツの世界は広がりましたか?
そうやって、おいしく体にいいケーキを作るケーキ屋でありたい一方、これからの時代は食や環境の問題も考えていかなくちゃいけないと思っているんです。うちでは小麦粉やてんさい糖なども国内産にこだわっていますが、その理由のひとつは食料自給率やフードマイレージの問題に関心があるからなんです。なぜ国産の食材がいいのか、なぜオーガニックなのか。お店が情報発信の場になって、先日はお客様と一緒に栃木の有機農家を訪ねて農業体験をするツアーをやりましたし、4月末には2冊目の野菜スイーツの本が出版される予定です。今後も野菜の世界をどんどん広げたいなと思っています。 |
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